今回は、「旦那様が毎年年末年始になると連絡が取れない。」の浮気調査事例をご紹介します。

依頼者:奥様、娘様（Y様49歳、23歳）　対象者:旦那様

調査場所:岐阜県大野町

依頼内容

昨年の12月の年末近くになり、弊社にご来社いただいたのは、Y様親子（奥様と娘様）です。

「私と娘はもう20年も前から旦那と年末年始を過ごした事はないんです。」と驚きの一言から話し始めた奥様。

詳しく聞いてみると、旦那様の仕事は食品関係の自営業を営んでいるそうですが、年末は31日まで仕事だそう。翌年の仕事はじめは1月5日からと言うのですが、旦那様は31日の仕事が終わると自宅に帰る事はなく、1月5日まで一人でどこかへ行ってしまって5日に直接勤務先で仕事を始めると言います。

このような行動は娘様の物心つく頃には始まっており、家族で年末年始の団らんを過ごしたことは一度もなく、携帯電話に電話をかけたとしてもその期間は一切電話に出る事はないと言います。

調査内容

年末から年始までの5日間の旦那様の行動調査を行ってもらえば必ず証拠は取れると思いますと奥様に言われました。

しかし、奥様は過去に2回、弊社とは別の探偵社に年末の調査を依頼しており、二回とも尾行に失敗してしまい調査を断念してしまったということでした。

今回、弊社への依頼が3回目の探偵社への依頼になりますが、今回失敗したらもう探偵社への依頼はしないと決めているそうです。

弁護士との相談も既に進めているそうですが、弁護士からは証拠を取った方が離婚に有利なので、証拠を取ってきてもらいたいといわれているそうです。

悲しいことに20年間一度も家族で写真を撮ったことがなく、父親の写真はないため、旦那様の車の保管場所で旦那様が車に乗り込むところから慎重に尾行をしてほしいということでした。

娘様の結婚が近づいており、結婚してすぐに離婚してしまうと体裁がよくないので、結婚前に決着をつけてしまいたいということでした。

旦那様には未練がないようですが、20年以上連れ添ってきたこともあり、財産の半分以上はほしいため、有利な条件で離婚するためにもしっかりと証拠を取ってきてほしいということでした。

調査結果

31日の仕事終了後、旦那様が車に乗り込むのを確認。旦那様の運転は荒く、一般道路でも法定速度の倍近いスピードで走行していました。

同じ速度で同じ車で長時間尾行してしまうと明らかに怪しまれてしまうので、慎重に尾行を続けました。

途中で道が混んできたことから走行スピードも落ち着き、県内のマンションに到着するまで尾行に成功出来ました。

旦那様はマンション内の駐車場に車を止めていました。長時間滞在するため契約しているのでしょうか。

マンションの出入り口から旦那様の行動が分かるように張り込みを開始すると、23時半頃になって旦那様が女性を連れてマンションを出てきて、旦那様の車に乗り込み発進。

再びものすごいスピードで走行、なんとか尾行をすると近くにある大きな神社の駐車場に駐車し、二人で初詣をするようでした。

車を降りてから1時間ほど経ってから旦那様と女性は駐車場まで戻ってきて、再び女性のマンションに戻りました。この時女性のマンションの部屋の場所を確認できました。

女性の身元調査自体は、旦那様の尾行が終わる5日以降に行うと事前に決めていましたので、今回は旦那様の尾行を徹底するためにマンション付近で待機していました。

しかし、たまに女性が買い出しに出かける以外は5日の旦那様の出勤前まで旦那様がマンションから出てくることはなく調査を終了しました。

しかし、マンションの部屋番号は判明しているため、電気の消灯や、旦那様がベランダで煙草を吸っているところの撮影を成功。旦那様と女性が同部屋で数日間ともにしていたことを確定させる事が出来ました。

まとめ

女性は旦那様よりも5歳年下の独身であることが判明。マンションは女性の名義で購入されており、駐車場は契約されていたものの、女性は車を所有していなかったため、旦那様が定期的に出入りすることを見越して契約をしているということになります。

後日奥様から再度週末に調査依頼をいただきましたが、調査を行った週末にも旦那様が女性のマンションに宿泊したところを撮影出来ました。

どうやら旦那様と女性は20年以上前からずっと連れ添っている女性で、マンション自体も旦那様が女性に買い与えたもののようでした。

女性とは基本的に週末と年末年始を共に過ごし、奥様や娘様の自宅には平日に帰宅するといった二重生活を行っていたことが分かりました。

後日、奥様から連絡をいただき、調査報告書を元に離婚調停に入ったということでした。

しっかりと証拠を掴むことが出来たので、きっといい条件で離婚が出来るだろうと私たちも確信しています。